ヴィトシャ山

ソフィア近郊のリゾート地
Vitosha Mountains/Планината Витоша

 
 ボヤナ教会
  ユネスコ世界遺産
ソフィアの南にそびえるヴィトシャ山は、標高2000m級の山々が連なる連峰で、最高峰は標高2290mのチェルニ・ヴラウ(「黒い頂の」意)。人気のスキーリゾートもあり、周辺にはレストラン、ホテル、別荘などがある。
ユネスコから世界遺産の指定を受けている、ボヤナ教会は、ソフィア中心部から南西へおよそ8km、ヴィトシャ山の麓に建つ、見事なフレスコ画で世界的に有名な教会。建物は11世紀に創建された後、13世紀と19世紀の2度増築を重ねている。西端のレンガだけで組み上げられた部分が、最初に建てられた聖堂。内部の壁面を飾る1259年製作のフレスコ画は、ユネスコの世界遺産に登録されている。とりわけ「最後の晩餐」は、イエスや十二支との表情が生き生きと表現された傑作だ。

 ボヤナ教会
  右部分11世紀、左部分13世紀増築
 ボヤナ教会内 壁画
  13世紀増築に寄進したカロヤン夫妻
  
2008年6月 
ソフィア市内観光後、ヴィトシャ山にあるボヤナ教会へ向かった。今回の観光コースに含まれてなかったが、ガイドの好意で行けることになった。山間の緑一杯の中に、教会はある。教会の中は2回の増築にともなって、3つの部屋に分かれている。どの部屋も決して広くはないが、13世紀増築部分の壁画はすばらしい。聖書の知識がないので、それぞれに分かれている絵の意味がわからないのが残念だ。イタリアルネッサンス前に、こんなに人の感情をあらわした宗教画があった。
門からボヤナ教会までの道
 ボヤナ教会内 壁画
  13世紀増築時の王と妃
 ボヤナ教会内 壁画
  奇跡の場面
エピソード
「日本人 大好き!

チケットをガイドと一緒に買っていたら、中にかわいらしい女の子が見えた。ガイドが「あの子も一緒に行きます。あの子は日本人が大好きです」と言った。小学校4年のかわいい女の子で、日本人に親切にしてもらったことがあるそうだ。日本のアニメ映画も気に入っていて、将来は日本語を勉強するのが夢とのことだ。一緒に写真をとり、住所を聞いた。夫が好きなグミ(ぶどう味)を持っていたので、渡した。グミの感想は聞いてないが、気にいってくれたらいいなぁと思う。

  ボヤナ教会前
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